ビズリーチ、総額約37.3億円の資金調達を実施 日本最大級の求人検索エンジン「スタンバイ」の利便性向上ほか、サービスを拡大
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:南 壮一郎 以下、ビズリーチ)はヤフー株式会社の投資子会社であるYJキャピタル、米国セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesなどを引受先とした第三者割当増資等により、総額約37.3億円の資金調達を実施いたしました。今回の資金調達により、ビズリーチは、求人検索エンジン「スタンバイ」事業を拡大し、ユーザー機能の拡張や利便性の向上を強化していくと同時に、クラウド型の採用管理システム「HRMOS(ハーモス)」など、さまざまな新規サービスを立ち上げていく予定です。
資金調達の目的
ビズリーチは、採用領域の変革を目指すインターネットベンチャーとして、2009年より、さまざまな「ダイレクト・リクルーティング」サービスを提供し、転職市場の可視化を目指してきました。今回調達する新たな資金は、既存の「ダイレクト・リクルーティング」サービスの強化や、さまざまな新規サービスの立ち上げに活用していきます。
(1) 求人検索エンジン「スタンバイ」
2015年にリリースした「スタンバイ」は、全業種・全職種・全雇用形態を対象にした求人検索エンジンです。400万件以上の求人情報を一箇所に集約し、「地図」や「キーワード」による検索機能を通じて、ユーザーの希望にあった、仕事を効率的に探し出せるスマートフォンアプリ等を提供しています。
日本における人口減少や少子高齢化による労働力不足が叫ばれるなか、政府は「一億総活躍社会」を掲げ、すべての国民が活躍できる社会を目指しています。スタンバイの「地図」による検索機能は、スマートフォンのGPS機能を活用して、現在地や指定した地域周辺の求人情報が地図上に掲載されるため、子育てや介護などの制限により勤務地を特定して仕事を探したい人にとって、視覚的な仕事探しを可能にしています。
今回の資金調達により、「スタンバイ」における人工知能や機械学習を用いた検索精度の向上、アプリ機能のさらなる開発など、ユーザーの利便性向上を目的とした投資を行い、事業拡張を進めます。
(2) クラウド型の採用管理システム「HRMOS(ハーモス)」
「スタンバイ」では、これまで求人情報を作成・公開・管理でき、採用成約時にも、追加手数料が掛からない、無料の採用プロモーションツール「スタンバイ・カンパニー」を企業向けに提供してきました。サービスを展開する中、多くの利用企業から、採用業務で発生するデータを可視化しながら横断的に管理し、さらなる業務の効率化を可能とするツールの要望があったため、2016年5月には、クラウド型の採用管理システム「HRMOS」の新たな提供開始を予定しています。
引受先の概要(10社)
- YJキャピタル株式会社
- ジャパン・コインベスト投資事業有限責任組合(三井住友トラスト・インベストメント運営)
- Salesforce Ventures
- 株式会社電通デジタル・ホールディングス
- グリー株式会社
- 楽天株式会社
- 株式会社リンクアンドモチベーション
- EFU Investment Limited
- East Ventures
- IMJ Investment Partners Japan Fund 1号 投資事業有限責任組合
日本最大級の求人検索エンジン「スタンバイ」について
スタンバイは、国内の全業種・全職種・全雇用形態を対象にした日本最大級の求人検索エンジンです。スマートフォンなどのGPS機能を活用した「地図」からの検索や、職種・業種などの「キーワード」と希望の「勤務地」を組み合わせた検索により、複数の大手求人サイトの求人を横断して一括検索できます。検索可能な求人件数は400万件を超え、いつでもどこでも、自分に合った求人を効率的に検索することが可能です。一方、企業は無料で求人ページを作成・公開・管理でき、採用成功時も追加手数料は必要ありません。
参照URL:https://jp.stanby.com/
株式会社ビズリーチについて
「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は571名(2016年3月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や若手社員のためのレコメンド型転職サイト「careertrek(キャリアトレック)」、お腹を空かせた学生のための肉食就活サイト「ニクリーチ」などを展開。