ビズリーチ、経産省から福島県の被災地域の人材確保支援を受託 福島相双復興官民合同チームと一体となり、福島県被災12市町村の事業者の人手不足解消へ
株式会社ビズリーチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:南壮一郎、以下ビズリーチ)は、経済産業省の事業「平成28年度地域経済産業活性化対策」(外部人材を用いたマッチング支援事業)の委託を受け、2016年6月27日(月)より福島求人支援チームとして事業を開始します。
事業目的と概要
福島求人支援チームは避難指示等の対象である福島県の被災12市町村(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村及び飯舘村)の事業者等を対象に、地域内外の人材と事業者をマッチングし、人材不足解消を目指します。
福島相双復興官民合同チーム*と一体となり、被災事業者への個別訪問により、雇用ニーズをきめ細かく把握するとともに、被災12市町村内外の人材に対して求人情報の発信や各種のイベント開催など、全業種に対応した体制の人材コーディネーターによる被災事業者と求職者のマッチングを実施します。
* 福島相双復興官民合同チームとは、平成27年6月12日に閣議決定に基づき、被災事業者の事業・生業の再建等に係る支援策を実施している、国・県・民間からなる組織
福島県被災地域の人材確保支援事業について
福島求人支援チームについて
本事業は一般社団法人RCF(本社:東京都港区、代表理事:藤沢烈)、株式会社ウインウイン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:魚谷勝)の協力のもと実施する予定です。
またビズリーチは福島県内にプロジェクト拠点を設置し、当該地域の事業者の採用支援を行い、本事業を通じて県内外の避難者に向けたUターンや、全国の求職者に向けたIターン促進を強化します。
福島被災12市町村・人材採用プロジェクトチームによる主な人材確保策
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20名の専任人材コーディネーターによる個別の事業者訪問とコンサルティング
さらに、医療介護領域の事業者への専門チームを設け、医療分野を全面バックアップ - 採用ホームページ作成の支援を通じた求人Web化の推進
- 事業者向けの人材採用セミナーを開催
- 県内外でのさまざまな職種別の採用マッチングイベントの開催
- 就職決定者の引っ越し費用を最大30万円まで支援
- 就職後に抱える不安等を取り除くためにマッチング後のサポート
12市町村の44%の事業所がふるさとでの事業再開や継続を希望
しかし多くの事業者が人材の確保が経営課題
福島相双復興官民合同チームが2015年に実施した調査では、約44%の事業所が「ふるさとでの事業再開や継続を希望」と回答する一方で、その大半が「人材を確保するのが難しく、事業再開に踏み切れない」と回答しています。
経済産業省ではこれを福島被災12市町村の産業復興に向けた重要な課題だと捉え、本事業で解決に向けて活動しています。
株式会社ビズリーチ 取締役 多田洋祐 コメント
当社では、中途採用支援のインターネットサービスを展開し、国の事業やプロジェクト、地方自治体や地方企業の採用支援を行ってまいりました。地方創生における、人材還流施策はどの地域も喫緊の課題となっています。労働人口減少による産業の衰退化において福島県被災12市町村は日本における課題先進地域と言え、福島の復興を目指す上でも、事業者の人材不足解消は重要な要素と考えています。
本事業では、福島相双復興官民合同チームと一体となり、福島県被災12市町村の事業者の人手不足解消に取り組みます。そのため、これまで当社が「ビズリーチ」や「スタンバイ」で取り組んできた採用力強化のコンサルティングとサポートを通じて、事業者様と県内外の人材とのマッチング推進を行ってまいります。福島の人材不足の解消を通じて事業再建・発展を支援することで、「まちの復興」を目指してまいります。
株式会社ビズリーチについて(参照URL:https://www.bizreach.co.jp/)
2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は652名(2016年6月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、若手社員のためのレコメンド型転職サイト「careertrek(キャリアトレック)」、国内の全業種・全職種・全雇用形態を対象にした日本最大級の求人検索エンジン「スタンバイ」などを展開。