事業目的

被災自治体では依然として人手不足が続いており、復興人材の活躍（キャリアパス、職務環境整備等）や、人材の確保（他自治体からの応援職員の派遣継続、任期付職員採用の募集）の課題が顕在化しています。復興人材や自治体の課題を可視化し、より効果的・効率的な人材の確保や獲得に向けて、復興の更なる加速化に資することを目的としています。

事業概要

ビズリーチは本事業の目的を受け、「復興人材へのキャリアパス提示や能力開発のニーズ調査・支援」と「被災自治体の復興人材の運用・確保の検討・支援」を実施します。さらにニーズによっては、人材の採用支援まで行います。

① 復興人材へのキャリアパス提示や能力開発のニーズ調査・支援

復興人材1,500人へ書面でアンケートを実施。回答して頂いた方を対象に、ニーズに応じてキャリアパスや能力開発に関する相談会などのイベント等を実施します。

＜具体的な施策例＞

• 復興人材が交流・知見共有できる研修を実施し、円滑な業務遂行や任期終了後のキャリアプランの明確化を促す。
• 赴任地域の求人案件紹介イベントを実施し、任期終了後の働く環境を整備する。
• キャリアコンサルティングを配置し、案件紹介や任期終了後のキャリアプラン作成をサポートする。

② 被災自治体の復興人材の運用・確保の検討・支援

2016年中を目処に、被災自治体へ復興人材の運用に係るヒアリングを行い、特に採用課題のある自治体に対しては、ニーズに応じて課題解決に向けた取組を実施いたします。取組みのひとつとして、求人情報を集約・可視化するポータルサイトを「スタンバイ」内で開設することを想定しています。「スタンバイ」は企業や自治体をはじめとした事業所が無料で求人情報を作成・公開・管理でき、採用成功時も追加手数料は必要ありません。加えて、採用母集団形成やオフラインイベントを通じた採用のさらなるご支援を行います。尚、本事業の遂行にあたっては復興事業の実績を多くもつ一般社団法人RCFと連携して被災自治体へ意見交換の呼びかけを行い、その中で顕在化された課題にも取り組んでいきます。

＜ポータルサイト開設によるメリット＞

• 被災自治体が随時、人材募集案件を掲載可能、かつ自由に魅力を表現できる。
• 被災自治体での仕事に関心を持つ潜在層に、募集案件をまとめて提示できる。
• 自前のウェブサイトだけではアクセス数が少ないが、ウェブ媒体へ多額の掲載料を払うことが出来ない市町村が、無料で一定数のアクセスの見込めるポータルサイトへ掲載できる。

一般社団法人RCFについて

2011年4月、震災復興のための調査団体として発足。現在は復興事業の立案・関係者調整を担う「復興・社会事業コーディネーター」として、大手飲料メーカーや自動車メーカー等、10社以上の企業、30以上の被災県/市町村および省庁とともに復興プロジェクトを推進。専任スタッフ64名。
参照URL: http://rcf311.com/

地図で仕事が探せる「スタンバイ」について

スタンバイは、スマートフォンなどのGPS機能を活用した「地図」で仕事が探せるサービスです。国内の全業種・全職種・全雇用形態を対象にしており、職種・業種などの「キーワード」と希望の「勤務地」を組み合わせた検索により、複数の大手求人サイトの求人を横断して一括検索が可能です。検索可能な求人件数は400万件を超え、いつでもどこでも、自分に合った求人を効率的に検索することが可能です。また、企業や地方自治体、各種団体は無料で求人ページを作成・公開・管理でき、採用成功時も追加手数料は必要ありません。

参照URL:https://jp.stanby.com/

株式会社ビズリーチについて

「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人事・人材（HR）領域を中心としたインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は667名（2016年7月現在）。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、若手社員のためのレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」、国内の全業種・全職種・全雇用形態を対象にした地図で仕事が探せるアプリ「スタンバイ」、戦略人事クラウド「HRMOS（ハーモス）」などを展開。

参照URL:https://www.bizreach.co.jp/