事業承継 M&Aプラットフォーム
「ビズリーチ・サクシード」
累計譲渡案件数1,000件突破
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:南 壮一郎)が運営する、事業承継 M&A プラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」は、正式ローンチから約6カ月で累計譲渡案件数が1,000件を突破したことをお知らせします。2017年11月下旬のサービス開始以降、全国の金融機関や中小企業支援センターとの連携を進めてきました。今後も事業承継市場の活性化を実現するべく、より多くの譲渡企業と譲り受け企業にご利用いただけるサービスを目指します。
M&A市場の拡大
M&A市場は、リーマン・ショック以降、着実に伸び続けており、2017年には年間3,000件を超えるまで成長しています*1 。日系大手企業が外資系企業を買収する事例もみられ、経営の選択肢の一つとして、受け入れられつつあることがわかります。
*1:マールオンライン「1985年以降のマーケット別M&A件数の推移」
https://www.marr.jp/genre/graphdemiru
事業承継の現状と課題
一方で、後継者不足の影響を受け、休廃業・解散件数は年々増加し、2016年には2000年の2倍近い約3万件となりましたが、その半数以上は経常黒字です*2 。少子高齢化が加速するなか、日本の中小企業経営者の年齢のピークは66歳になり、20年間で約20歳の高齢化が進んでいます *3 。さらに、60歳以上の経営者のうち、半数以上が廃業を予定しており、「子供に継ぐ意思がない」「子供がいない」「適当な後継者が見つからない」との後継者難を理由とする廃業が28.6%を占めています *4 。一方で、後継者問題の相談先として、「相談相手はいない」と回答した経営者は36.5%にのぼり、多くの企業の事業承継問題が水面下に隠れていることがうかがえます *5 。
「事業承継」や「M&A」自体が経営の選択肢として浸透しておらず、経営者にとってハードルが高い意思決定となっているのが現状です。この課題を解決するために、ビズリーチは事業承継M&Aがより身近な経営の選択肢として認知されることを目指しています。
*2:株式会社東京商工リサーチ「2016年『休廃業・解散企業』動向調査」
*3~5:中小企業庁「事業承継に関する現状と課題について」
ビズリーチ・サクシードの今後の展開について
現在、以下の金融・公共機関と提携し、事業承継ニーズの可視化、および価値ある事業の承継を推進しています。企業のより良い未来を描く手段の一つとして、事業承継M&Aがあるという新しい経営のスタンダードを創っていきたいと、ビズリーチ・サクシードは考えます。
時期 | 金融機関名 |
---|---|
2018年1月 | 浜松信用金庫 |
2018年3月 | 千葉銀行 |
事業承継 M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」について
「ビズリーチ・サクシード」は、譲渡企業と譲り受け企業をつなぐオンラインプラットフォームです。 譲渡企業は、ビズリーチ・サクシードに、会社や事業の概要を匿名で登録でき、譲り受け企業は、その情報を検索して閲覧できます。これにより、譲渡企業は経営の選択肢の一つとして事業承継M&Aを早期から検討できるため、経営者の選択肢が広がります。
譲渡企業は、登録から案件成約時まで、本プラットフォームの利用料は無料です。そのため、コストを気にせず安心して利用できます。また、譲渡企業から相談を受けたM&A仲介会社や金融機関等も、同様に本プラットフォームを無料で利用できます。
また、譲り受け企業は興味をもった譲渡企業へ直接アプローチできるため、譲渡企業にとっては、潜在的な資本提携先の存在や、自社の市場価値を把握するきっかけになります。2017年11月にサービスを開始し、2018年5月現在、掲載中の譲渡案件数は620件以上であり、事業承継M&Aプラットフォームにおいて日本最大級の案件数となっています(累計譲渡案件数は1,000件以上)。
株式会社ビズリーチについて
「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャー。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は1,202名(2018年5月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、AI技術を活用した戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」などを展開。