2019年9月12日

株式会社ビズリーチ

「新卒採用の2021年問題」で、採用難が深刻化 ビズリーチ・キャンパスが「オンラインOB/OG訪問」を開始 ~企業が地方の学生との接点づくりにオンライン機能を活用~

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:南 壮一郎 以下、当社)が運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、「オンラインOB/OG訪問」ができる機能の提供を、2019年9月12日に開始します。オンラインにすることで、移動にかかる時間や費用の負担を減らし、企業と学生の効率的なOB/OG訪問を支援します。

人口減少によって予見される「新卒採用の2021年問題」

22歳の人口は2020年(124.4万人)から2030年(110.9万人)にかけて約10%以上減少すると予測されています。これに伴い、2021年以降の新卒採用がさらに難しくなる「新卒採用の2021年問題」(注1)が懸念され始めています。企業にとっては新卒採用対象者の減少にどのように対応するかが深刻な課題となっており、これまで首都圏の学生を中心に採用していた企業において、首都圏以外の学生(以下、地方の学生)や海外留学中の学生と多くの接点を持ちたいというニーズが高まっています。一方で、地方の学生が首都圏のOB/OGを訪問する場合、移動時間や費用の負担が大きいという現状があります。

そこでビズリーチ・キャンパスでは、これまで対面が主流だったOB/OG訪問をオンライン化し、企業と学生の情報交換を通じた採用活動の生産性向上と、学生間の情報格差解消を目指します。

ビズリーチ・キャンパスが「オンラインOB/OG訪問」を開始

「オンラインOB/OG訪問」機能による企業側のメリット

1. これまで出会えなかった学生に出会える

地方の学生や海外留学中の学生が首都圏のOB/OGを訪問しようとするとき、大きなハードルとなるのが物理的な距離です。また企業がこうした学生に出会う機会を創出するのも簡単なことではありません。本機能は、企業に対して、物理的な距離によって出会う機会自体が少なかった地方や海外留学中の優秀な学生との接点を創出します。

2. 社員がOB/OG訪問を効率的に実施できる

対面でのOB/OG訪問では、移動時間も含めて社員がまとまった時間を確保しなければならず、また面談場所を確保するといった手間もかかります。オンライン化によりこれらの負担を軽減し、社員が効率的にOB/OG訪問を受けられるようサポートします。

「オンラインOB/OG訪問」機能による学生側のメリット

1. これまで出会えなかった企業に出会える

地方の学生や海外留学中の学生が、対面で首都圏の企業にOB/OG訪問をしようと思うと、交通費や宿泊費などが必要でした。本機能により、地方の学生や海外留学中の学生も、高額な費用を負担することなく、これまで出会えなかった企業にOB/OG訪問することが可能になります。

2. 場所や時間に縛られずにOB/OG訪問ができる

オンラインOB/OG訪問は移動時間が必要ないため、すき間時間を活用して、効率的にOB/OG訪問ができます。授業の合間や自宅など、学生が日常生活のなかでさまざまな社会人と出会う機会を創出します。

「オンラインOB/OG訪問」機能の利用方法

これまで対面のOB/OG訪問ができない場合は、外部のビデオ通話サービスを立ち上げ、お互いのIDなどを伝える必要がありましたが、「オンラインOB/OG訪問」機能を使えば、OB/OG訪問の依頼からオンライン訪問まで、ビズリーチ・キャンパスのサービス上で完結できます。

※海外の一部地域は利用できない場合があります。

ビズリーチ・キャンパスが「オンラインOB/OG訪問」を開始

「オンラインOB/OG訪問」利用方法(OB/OG側の画面)
※現在、OB/OGはPCでのビデオ通話のみ可能。10月よりiOS版アプリでも利用可能となります。

学生

1.OB/OGのプロフィールページで、「オンラインOB/OG訪問」を受け付けているかを確認。

  • 対面およびオンラインOB/OG訪問 いずれも可能 :表示なし
  • オンラインOB/OG訪問のみ可能:「ビデオ通話のみ」と表示
  • 対面のみ可能:「オフラインのみ」と表示

2.話を聞きたいOB/OGのプロフィールページの「話を聞きたい」ボタンを押す。

3.2に対してOB/OGが承認するとマッチングが成立。個別メッセージで「オンラインOB/OG訪問」希望の旨を伝え、日程調整を行った後に実施。

※OB/OG訪問の依頼やビデオ通話の発信ができるのは学生のみ。
※利用規約に違反していると思われるOB/OGは、ビズリーチ・キャンパスのサービス上で運営事務局へ通報できる。

OB/OG

1.OB/OG訪問の受け付け方は、プロフィール画面で設定可能。

2.学生からの訪問依頼があれば対応。

「オンラインOB/OG訪問」機能の利用料金

学生、OB/OG:無料

※ダウンロードやご利用時にかかるパケット通信料は利用者自身の負担となります。
※法人契約の場合は、ビズリーチ・キャンパスのサービス利用料が発生します。

「オンラインOB/OG訪問」利用企業コメント

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ)

NTTデータは、優秀で多様な人材を採用するためにHRテックの活用を強化しています。その中の1つとして、OB/OG訪問の促進に向けて「ビズリーチ・キャンパス」を2019年2月より導入しました。現在、AI人財含む社員約1,000名が登録の上、OB/OG訪問を受け付けていますが、多くの登録社員が首都圏で勤務しているため、OB/OG訪問のために地方の大学に出向くことが難しいという課題がありました。本機能の活用により、学生と社員双方の負担を減らし、これまで十分に出会えなかった地方学生や留学生との接点最大化を期待しています。

ビズリーチ・キャンパスが「オンラインOB/OG訪問」を開始

株式会社ビズリーチ 新卒事業部 事業部長 小出 毅

ビズリーチ・キャンパスが「オンラインOB/OG訪問」を開始

近年、新卒採用の難度が上がり、大手企業でもどのように母集団を形成するかという課題に直面しています。そうしたなかで、学生との接点を増やしながら、企業の魅力を伝える方法としてOB/OG訪問は有効です。企業広報戦略研究所が、2019年3月に卒業した大学生/大学院生1,000名を対象にした「就活生の情報源」に関するアンケート(注2)では、就活生に影響を与える情報源として「社員・店員」がトップとなっています。

ビズリーチ・キャンパスは、2019年9月現在、39大学51,000名以上の学生に登録していただき、サービス内のOB/OG訪問数は毎年増加しています。しかし、首都圏と首都圏以外では、学生1人あたりのOB/OG訪問数に約2倍もの差がありました。

ビズリーチ・キャンパスは、今回提供を開始した「オンラインOB/OG訪問」機能を通じて、企業と学生の情報交換を通じた採用活動の生産性向上と学生のキャリア選択の支援に寄与することを目指します。

OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」概要

「ビズリーチ・キャンパス」(https://br-campus.jp/)は、大学生とその学生が所属する学校のOB/OGや企業をつなぐオンラインのキャリア教育プラットフォームです。登録した大学生は就職活動時期や学年などに関係なく、さまざまな業界で活躍する社会人に話を聞き、早期に就業観を醸成することが可能となります。

サービス名 ビズリーチ・キャンパス
URL パソコン/スマートフォン ブラウザ版 https://br-campus.jp/
学生向けアプリ(iOS/Android)版 https://goo.gl/wGQWnY
OB/OG向けアプリ(iOS)版 https://appsto.re/i6dj73Y
対応OS 学生向けiOS版:iOS 11.0以降
学生向けAndroid版:Android 8.0以降
OB/OG向け iOS版:iOS 11.0以降
ダウンロード方法 iOS版:「App Store」を選択→「ビズリーチ・キャンパス」を検索
Android版:「Play Store」を選択→「ビズリーチ・キャンパス」を検索
配信地域 日本
開校大学 国内39大学の専用サイトを開設(五十音順/2019年9月現在)
青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、学習院大学、関西大学、関西学院大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、滋賀大学、首都大学東京、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京理科大学、同志社大学、東北大学、名古屋大学、名古屋工業大学、一橋大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、早稲田大学
登録者数 大学生・大学院生  約51,000名(2019年9月現在)
OB/OG         約27,000名(2019年9月現在)
公開日 2016年10月12日
利用料金 無料
※法人契約の場合は、ビズリーチ・キャンパスのサービス利用料が発生します。

注1)*1 :2019年2月 浜銀総合研究所「Economic View No.11 人手不足に拍車をかける『新卒採用の2021年問題』」https://www.yokohama-ri.co.jp/html/report/pdf/ev011.pdf
注2)*2 :2018年9月 企業広報戦略研究所「就職活動調査」https://www.dentsu-pr.co.jp/releasestopics/news_releases/180914.html