2021年7月19日

株式会社ビズリーチ

農林水産省、民間デジタル人材6名(40・50代)を
ビズリーチで採用
~農林水産業のDX実現に向けて、外部人材登用を加速~

Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:多田洋祐)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」と農林水産省は、農林水産業・食品産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進できる人材を2020年12月〜2021年1月に公募しました。

その結果、農林水産省は、民間のデジタル人材6名を採用し、7月に採用者全員が着任したことをお知らせいたします。なお、農林水産省は2019年にも民間のデジタル人材を2名採用しており、民間人材の登用を加速しています。

農林水産業のDX実現に向け、ビズリーチでDX人材公募

プレスリリース: https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2020/1208.html

公募ページ: https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/2x477rk/

農林水産省における、民間デジタル人材の活躍と採用強化について

農林水産省は、2019年に農林水産業のDXを推進できる人材をビズリーチで公募し、約900名の応募のなかから2名の民間デジタル人材を採用しました。採用した民間人材の知見を生かし、農林水産業のDX実現に向けたプロジェクトの企画・立案や省内業務のデジタル化に向けた取り組みを実施しています。

そして2020年12月〜2021年1月には、農林水産業のDX実現を一層強力に進めるため、多様なプロジェクトの企画・立案・実行に携わる人材と、省内の情報システム開発に必要なIT関連業務に特化した人材を新たに公募しました。その結果、766名の応募のなかから、6名が採用されました。6名には「デジタル政策プロデューサー」や「システムプロデューサー/システムディレクター」としてDXの推進に取り組んでいただいています。

農林水産省は、2024年までに省内のデータサイエンティストを100名に増やすことを目指しており、外部からDX人材を採用するだけでなく、組織内育成にも力を入れることでデータ活用に強い組織に成長することを目標にしています。※1

※1:参考 農林水産業のDX実現に向けて実施中のプロジェクト概要
農林水産省では、現在、以下のようなプロジェクトを精力的に進めています。

  • データを活用したスマート農林水産業の現場実装
  • 農林水産省が所管する法令や補助金など3,000を超える行政手続きのオンライン化とそれに合わせた業務の効率化
  • デジタル地図を活用した、農地台帳や水田台帳など現場の農地情報の一元的管理
  • 農業者等へのダイレクトな情報提供と現場情報の収集を可能にするスマートフォンアプリ(MAFFアプリ)の普及や機能の充実
  • 農山漁村の地域資源を活用した起業を促進するためのWebプラットフォーム「INACOME(イナカム)」による地域の活性化と社会課題の解決など

本公募で採用された民間のデジタル人材のコメント

<デジタル政策プロデューサー>

・40代/男性 前職:外資系IT企業 プロダクト企画部部長
社会により大きな影響を与えられる仕事を求め、本ポジションに応募いたしました。
現在は農作物流通のDXを担当しております。省外も含め多くの方々と関わっていく仕事になりますが、そうした方々と協力ししなやかな変革を起こしていきたいと思います。

・40代/女性 前職:航空系システム会社 デジタル関連部門 マネージャー
国の仕事をしたいという若い頃の思いから、20年以上いた航空業界より飛び込みました。
農業も農政も素人ですが、その幅の広さ、深さ、複雑さに驚くとともに、ダイナミックな変革に取り組むグループの一員として早速やりがいを感じています。

・40代/男性 前職:食品製造販売 代表取締役
前職において、私自身は一歩足を踏み出し、農家さんの栽培、農産物・加工品の販路拡大のご支援にも携わってきました。
まるでパッチワークの連続のような活動にもどかしさを感じていたところ、「農業DX構想」を知り、ITによる農業全体の根本的かつ構造的な改革に共感し、本職を志した次第です。



<システムプロデューサー/システムディレクター>

・50代/男性 前職:総合電機メーカー システム開発プロジェクトリーダー 兼 製品セキュリティ責任者
農業DXに強い関心を持ち、応募しました。
入省後、全職員2万数千人の業務遂行に不可欠な「行政情報システム」の開発・運営・保守を任されており、IT総合戦略室(デジタル庁)と連携しながら次期システムへの移行にも取り組んでいます。巨大プロジェクトに関わる機会に恵まれ、日々新鮮な刺激を受けています。

・40代/男性 前職:住宅メーカー システム企画部 課長
行政に関与できる魅力(大義、経験)と、自身の成長のためにも大きな変化(チャレンジ)が必要と考え、応募しました。
未経験の分野と、プロジェクトの規模の大きさ・難度・重大さに戸惑いや不安を抱える日々ですが、職員の方々から手厚い協力を頂けることもあり、前向きに業務に取り組んでいます。

・50代/男性 前職:SIer システム開発シニアエンジニア
重要な意義ある仕事をしたいと思い、本ポジションに応募しました。
これまではどうしても自社の成長を一番に考えてきましたが、自分の仕事が社会の誰かの役に立つ、そんなチャレンジをしていきたいと思っています。
行政のDXが叫ばれていますが、その先駆者となる成果が出せるように取り組みます。

農林水産省 大臣官房審議官(デジタル政策担当)/大臣官房サイバーセキュリティ・
情報化審議官 公文書監理官 信夫 隆生 氏 コメント

農林水産省 大臣官房審議官(デジタル政策担当)/大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官 公文書監理官 信夫 隆生 氏

今、よりよい社会の実現に向けて、多くの分野で官と民の協働が進んでいます。国民の毎日の食を支え、安心して暮らせる地域空間を創る使命を持つ農林水産省の仕事の分野でも多様な協働が進んでいます。

農林水産業や食関連産業のDXの実現に向けた政策を進めるデジタル戦略グループでも、2019年に採用した民間出身の2名のデジタル人材が、他の職員とともにさまざまな課題に挑戦しています。全ての行政手続きのオンライン化を行う前提となる全省的な業務の抜本見直し、デジタル時代にふさわしい公務員像の実現に向けたデータサイエンティストの育成、膨大な官民データを活用した消費者起点の農業の実現に向けた各種プロジェクトの立案。民間と行政の経験をともに生かすことで、数年前にはなかった取り組みが着実に進んでいます。

そして、今回、さらに多様なDXプロジェクトを省内外で展開していくため、新たに6名の民間出身人材を採用しました。民間で培われた「顧客のことを第一に考える」マインド、それを商品・サービスの価値として実現してきた経験と行政手法を融合させ、国民の皆さんに新たな「政策価値」を届けたいと思います。協働、そして融合へ。新メンバーとも一丸となって課題解決に取り組んでまいります。

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也 コメント

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也

2019年に続き、今回の公募にて新たに6名の民間のデジタル人材の皆様が採用されたことを大変うれしく思います。

ビズリーチ上で民間のデジタル人材にアンケート※2を実施したところ、84%が「『行政のデジタル化』に関連した仕事に興味がある」と回答し、興味がある背景としては「仕事を通じて社会貢献したいから」(53%)、「新たな経験やスキルを養い、仕事の幅を広げたいから」(53%)、「今後のキャリアのために実績を積みたいから」(35%)などがあげられました。このたび採用された皆様も、民間企業では得難いキャリアにつなげられると考え転職を決意されたのではないでしょうか。

官公庁と民間企業との間で人材が流動的に行き来する仕組みを「リボルビングドア(キャリアの回転ドア)」といいますが、今後リボルビングドア型のキャリアを積まれた方が増えることが、新たな政策や行政の変革へとつながるのではないかと思います。

今後もビズリーチは、ビジネスプロフェッショナルの皆様が、官民を問わずに多様なキャリアを積むための選択肢と可能性を提供いたします。

※2:「行政のデジタル化に関連した仕事に対する意識アンケート」
対象:ビズリーチ会員
調査期間:2020年11月23日~2020年11月29日
有効回答数:1,164
「デジタル人材」は、「行政のデジタル化に関連した仕事に対する意識アンケート」において、「あなたはご自身をデジタル人材であるとお考えですか?」という質問に対し、「そう思う」「どちらかといえば、そう思う」と回答した580人を指します。
(回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。)

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について

ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。

URL:https://www.bizreach.jp/

株式会社ビズリーチについて

「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。2020年2月、グループ経営体制への移行にともなって誕生したVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。

Visionalについて

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、事業承継M&A、物流DX、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。

URL:https://www.visional.inc/ja/index.html