東京都北区、ビズリーチで戦略広報・ブランディングに関する
外部アドバイザーを初めて登用 100年に一度の大規模再開発を進行、「北区ブランド」の確立を目指す

北区には個人的な思い入れがあり、滝野川と王子で商店を営んでいた親戚を幼少期から度々訪れ、家族とともに飛鳥山で花見を楽しんだり、地元商店街を散策したりした体験が、今も心に残る原風景となっています。また大学時代には西ケ原のキャンパスに通い、勉学や仲間との交流にいそしみました。
そんな北区が本年度「シティブランディング戦略課」を新設し、まちの個性を生かしながら主要駅周辺の再開発などによって今後10年で大きく進化していくというロードマップを示しました。このタイミングで、私自身がこれまで重ねてきた経験を生かし、北区の広報・ブランディング活動に外部のアドバイザーとして関わらせていただけることになり、縁を感じています。
70以上の個性的な商店や飲食店が軒を連ねる商店街や、緑豊かな公園に恵まれた北区は、人と人とのつながりが生み出すあたたかさや懐かしさ、自然や季節と調和した暮らしのなかの情緒的な豊かさなどを感じられるすてきな地域です。また、渋沢栄一や芥川龍之介、ドナルド・キーンなど主に明治から昭和にかけて活躍した文化人・財界人たちが居を構えたことでも知られ、地域での生活や交流が彼らの思索や表現活動にも少なからず影響を与えたのではないかと感じます。
そんな北区の魅力を言語化・視覚化していく「（仮称）シティブランディング戦略ビジョン」の策定に合わせて、シティブランディング戦略課の皆さんと一緒に、北区のよさを発見・再発見できるきっかけやストーリーづくりのお手伝いをさせていただきます。
いまからとても楽しみです。

＜経歴＞

東京外国語大学を卒業後、出版社での勤務を経て、広報・PR、コミュニケーション活動の道へ進む。米国ロサンゼルスの観光都市としての魅力の発信や、香港の対中ビジネス拠点としての役割や競争優位性について訴求する活動に従事した後、ユニバーサル ミュージック、スターバックス、アマゾンといった企業で広報・PR活動を担当。
2016年に音楽・オーディオストリーミングサービスSpotifyの国内での立ち上げに参画し、日本におけるコミュニケーション活動を約8年間にわたり統括した。現在も外資系企業で広報職に携わっている。

これから北区は、新庁舎建設を含む区内JR主要駅4つの駅周辺再開発等、まちが大きく変わっていきます。さらに区民の利便性向上に向けた強力なDX推進や、子どもから高齢者、区内企業など人に寄り添った区政で、多くの方々の人生の舞台として選んでもらい、愛されるまちになるため、「シビックプライドの醸成」「北区ファンの増加」を目指して取り組んでいきます。こうしたなか、戦略的なブランディング・PR活動の展開やメディアリレーションズの構築強化に向けた取り組みが非常に重要になると捉えています。今回の公募では、予想を超える300名以上のプロフェッショナルな方々からご応募いただき、驚くとともに大変うれしく思います。ご応募いただきました皆さまに感謝申し上げます。今回北区は万波宏司さんを選ばせていただきました。

万波さんは、数々の民間企業で培った広報・PR領域でのご経験や知見、独自の豊かな感性に加え、北区が大切にしてきた地域のつながり・コミュニティー、人情味あふれる商店街や交通利便性が良く、自然の豊かさなどを大きな魅力と考え、生かしていくこと等、北区が求める要素と合致したため、共に取り組ませていただくことを決断しました。万波さんにご協力いただきながら区職員一丸となり、そして区民の皆さまにも関わっていただきながらオール北区で「北区ブランド」を構築し、北区の名を全国に発信していきます。ぜひ、今後の北区にご注目ください。