2024年12月10日

株式会社ビズリーチ

ビズリーチ・キャンパス、サッカー留学支援のWithYouと提携 渡航前からのキャリア支援、サッカー留学生向けのOB/OG訪問を強化

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、アメリカの大学を中心にサッカー留学の支援を手掛ける株式会社WithYou(所在地:兵庫県神戸市/代表取締役:中村亮 以下、WithYou)と、スポーツ留学する海外正規留学生※1(以下、海外留学生)へのキャリア支援における提携を開始します。
本提携を通じて、スポーツ留学をする海外留学生に多様なキャリア選択の支援を渡航前から行います。また、彼らが海外留学生向けのOB/OG訪問プラットフォーム「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」を活用することで幅広い業界や業種の社会人の話を聞ける機会を提供し、早期からのキャリア観醸成を目指します。

※1 学位の取得を目指し、海外の4年制大学や大学院に通う学生

ビズリーチ・キャンパス、サッカー留学支援のWithYouと提携

スポーツ留学生が増加する一方、プロ選手になれるのはごくわずか。プロ選手以外のキャリアを知るための情報収集が不可欠に

海外における日本人アスリートの活躍を背景に、近年、スポーツ留学する学生が増加傾向にあります。約1,200の大学が所属する全米大学体育協会(NCAA)の1部校に在籍する日本人学生アスリート数は、2017年の68名から2022年には155名に増加※2しています。WithYouが支援する学生の数も年々増加しており、2024年は350名がアメリカの大学にサッカー留学をしています。

スポーツ留学する学生の多くがプロ選手を目指している一方で、実際に学生アスリートからプロ選手になれるのはごくわずかです。NCAAの場合、所属する選手のうちプロ選手になる割合は野球で5.1%、サッカー(男子)で1.5%、バスケ(男子)で1.1%※3と、大半の学生がプロ選手以外のキャリアを歩んでいます。そのため、アメリカなど海外の大学では「文武両道」が求められるのが一般的で、NCAAでは一定の学業成績を満たさないと試合や練習に参加できないなど、学生アスリートや加盟大学に対して厳しい学業基準を設けています。

しかし、海外の大学でスポーツと学業を両立させること自体が大変ななかで、将来のキャリア選択に必要な情報収集のための時間を確保することは、学生にとって非常に困難です。さらに、多くの日本人学生アスリートが日本企業への就職を希望するなか、情報収集のハードルとして、(1)早期からキャリアや就職活動について学べる機会が乏しく、学ぶきっかけをつかめない(2)海外の大学の学期と日本の就職活動とでスケジュールが異なり、学業やスポーツとの両立が難しい(3)日本での就職について相談できる社会人が少ない、という点があげられます。

「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」の活用により、早期からのキャリア支援を開始

そこでビズリーチ・キャンパスは、WithYouと提携し、スポーツ留学する海外留学生のキャリア支援を開始します。2020年8月に開始した「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」は、海外に正規留学している日本人留学生が利用できるOB/OG訪問プラットフォームです。幅広い業種や職種の社会人が登録しており、これまでなかなかコンタクトできなかった企業の社員にもオンラインでのOB/OG訪問が可能です。直近では、月間650名を超える海外留学生が活用しており(2024年10月時点)、学年や時期を問わずに利用できることから、スポーツや学業と両立しながら、OB/OG訪問を通じて効率的にキャリア選択のための情報収集ができます。

本提携により、「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」の活用を促進し、早期からのキャリア観醸成を促すことで、学生のファーストキャリアの選択肢や可能性を広げることを目指します。また、提携後第1弾の取り組みとして、WithYouで支援する海外留学生を対象としたキャリアセミナーを、2024年12月20日に開催します。スポーツ留学の経験がある内定者や社会人、企業担当者との座談会を通じて、企業で働くイメージを持ってもらい、キャリアについて考えるきっかけづくりを目指します。

※2 NCAA「Number of Student-Athletes by Country, Divisions I and II
※3 NCAA「Estimated probability of competing in professional athletics

株式会社WithYou 代表取締役 中村 亮 氏 コメント

当社は、主に日本で育ったユース年代のサッカー選手たちの、アメリカを中心とした海外サッカーへの挑戦をサポートし、英語力のある体育会人材としてグローバル社会に送り出すための支援を行っています。

われわれが留学を支援し、アメリカの大学を卒業した多くの学生アスリートは、プロ選手の道だけではなく日本の企業での就職を選択しています。アメリカの大学へのサッカー留学における大きなポイントは、返済不要のアスリート奨学金を得てサッカーをしながら4年制大学の学位が取得でき、高いレベルの英語力を身に付けられるという点です。しかしながら、スポーツと学業に追われるなかでのキャリア選択の情報収集は困難であり、いざ日本に戻ってきた時には日本の就職の波に乗り遅れている、ということもしばしばです。

本提携により、学生たちが早い段階から多様なロールモデルに触れることでキャリアの選択肢を広げ、自身が望むキャリアへつなげるサポートができればと思っております。

株式会社ビズリーチ 新卒事業部 事業部長 藤田 拓秀 コメント

このたび、WithYou様と、スポーツ留学をする海外留学生へのキャリア支援に向けた新たな取り組みを開始できますことを、大変光栄に思います。

スポーツ留学する海外留学生は、高いレベルでの文武両道が求められるため、スポーツでの成果に加えて学問へのコミットメントを求められる環境にいます。しかしながら、就職活動の面においては、海外大学の学期制とのスケジュールが合わないこともあり、海外留学生は企業と出会う機会が少なく、キャリア選択のための情報収集がしづらい状況にあります。

ビズリーチ・キャンパスは、オンラインでのOB/OG訪問の機会を最大化させることで、スポーツ留学する学生が早期から、日本におけるキャリアに関するリアルな1次情報を取得し、多様なロールモデルを知る機会を創出してまいります。

株式会社WithYouについて

元Jリーグ選手(FC東京)の中村亮が、プロ引退後のセカンドキャリアを模索していた時に、米国へ語学留学。そこで「アスリートだからこそできる英語の学び方」を体感し、2015年、米国大学留学・奨学金獲得支援事業を開始しました。一人の選手の進路相談から始まり、5年で日米のサッカーチームと協力体制を築くまでに発展。2025年の支援規模は、一学年あたり150名超が米国大学のスポーツチームに入部するまでに拡大する見込みです。日本で中学・高校・大学やクラブでサッカーに取り組む15~22歳の学生に、高校・大学サッカー留学や短中期サッカー留学を提案し、一貫してサポートを行っています。

URL:https://withyou-usa.com/

「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」サービス概要(学生向け)

「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」では、日本で活躍する社会人にオンラインOB/OG訪問の依頼ができます。そのため海外留学生は、これまでなかなか出会えなかった企業の社会人にOB/OG訪問が可能になります。また、1対1のOB/OG訪問だけではなく、海外留学生向けのキャリアセミナーやインターンシップなどを開催しています。

URL:https://br-campus.jp/global

サービス開始日 2020年8月24日
対象学生 海外に正規留学している日本人学生

※現在、本コンテンツは日本語表記・対応のため、日本人の学生を主な対象としています。日本語でのコミュニケーションが可能な外国籍の方はご利用いただけます。
※対象となる国は今後変更される可能性があります。

OB/OG訪問を依頼できる社会人 「ビズリーチ・キャンパス for 海外大生」利用企業の全OB/OG
(海外留学経験や所属大学を問わずに依頼可能)

※OB/OGには、企業公認OB/OGとボランティアOB/OGがあります。企業公認のOB/OGではない、ボランティアのOB/OGの場合は、正規留学経験者のみに依頼可能(国や大学名は問わない)です。

株式会社ビズリーチについて

「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。