Story.04

デビュー。優勝の立役者。

ポジションは、ゴールキーパー。僕は小学3年の頃、初めて選手として大会に出場した。順調にトーナメントを勝ち上がった末の決勝戦は、PK戦にまでもつれ込む激闘に。そこで僕は、相手チームのPKを3回も止める大活躍をする。まさに、優勝の立役者。僕のサッカー人生は、そんなふうに華々しくスタートした。

大会後、しばらくしたときに、ゴールキーパーからサイドバックへとポジションを変えた。ポジションが変わったことへの抵抗は、特になかった。チームメートはうまいやつばかりで、僕は実力的には下のほう。だから、任せられたポジションで活躍してやろうと思っていた。先を行くやつらにどうにか追いつきたくて、とにかく必死で練習していた小学生時代だった。

強豪チームから、
進学校の部活動へ。

小学校卒業。これまでスポーツ少年団で一緒に頑張ってきたみんなは、それぞれ別の進路を選んだ。僕は母からの勧めもあり、中高一貫の進学校に入学。そこのサッカー部は、さすがは進学校という印象で、サッカー一筋のやつはほんの一握りだった。僕より明らかにうまいやつは、一人だけ。スポーツ少年団でサッカーをしていたときと比べると、僕を取り巻く環境はガラリと変わっていた。

僕のポジションは、サイドバックからフォワードへ。そしてフォワードから、サイドハーフへ。チームの成熟度合いに応じて、自分のポジションを自らの判断で臨機応変に変えていった。チームが勝つために、それがベストの戦術だと思ったからだ。チームとして強くなるなら。その気持ちは人一倍あった。そうこうしているうちに、僕は一通りのポジションを経験していた。

立ち止まったサッカー少年。

しかし、スポーツ少年団の頃のような強いチームは、最後の最後までつくれなかった。チームメートのそれぞれの実力がどうとかではなく、これは僕自身の問題だった。僕はいつの間にか、そこそこ楽しい学生生活に満足していて、サッカーに真剣に向き合うことを忘れていたのだ。努力を忘れていたのだ。気がついたのは、高2の頃。遅すぎた。どれだけ深く後悔しても、時間は容赦なく流れていった。

高2から高3にかけて。ずいぶんと離れてしまった「自分の理想」を必死で追いかけた。でも、結局、その理想に追いつくことはできなかった。高校最後の大会、審判が試合終了のホイッスルを鳴らした瞬間。これまでの人生のなかで一番の感情があふれ出た。僕は、「どこにでもいる普通のサッカー選手」として、サッカー人生を終えた。

立ち止まらない決意。

あのときの後悔を、今でも鮮明に思い出す。忘れてはいけないと思っている。同じことを繰り返さないために、「努力をしなくなったらどうなってしまうか」という危機感を、いつまでも心に留めておきたいからだ。

今、サッカー少年の頃の僕からしたら、想像もできない道を進んでいる。これが面白いと思えているから、人生は不思議だ。これからは立ち止まらない。走り続ける。そう心に決めている。

スタンバイ事業部

Message
いまの自分から、あのときの自分へ。

おかげさまでもうダラダラしてないよ。
まだまだ道半ばだけど前進してます!

小田 翔太キャリトレ事業部 プロダクト開発部

ストーリー一覧ページに戻る