株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役:南 壮一郎)は、ユーザー同士が学習ノウハウを共有し、学び合うスマホアプリ「zuknow (カタカナ表記:ズノウ) 」のiOS版(日本語版・英語版)を2014年1月21日にリリースいたします。
本アプリは、社会人をはじめ学生や幼児まで幅広い層を対象に、学習コンテンツを作成し、世界中のユーザーと共有し学び合える新しい学習ツールです。「zuknow(ズノウ)」は、これまで共有されることが少なかった個人の様々な学習ノウハウを可視化・共有することで、誰もが場所と時間を選ばずに、皆で楽しみながら学び合える世界を目指します。「zuknow(ズノウ)」は地域格差によって生じる教育の不平等をなくし、全てのユーザーに様々な学習体験を提供することを目的としています。
今回リリースするiOSアプリ「zuknow(ズノウ)」は、第一弾の機能として、学習コンテンツの作成・共有サービスを開始し、紙や参考書を使っていた学習をスマートフォンに置き換えることができます。語学や資格試験をはじめ、学びたい分野で学習コンテンツを作って学ぶだけでなく、そのコンテンツをユーザー同士で共有したり、他のユーザーが作成したコンテンツで学んだり、複製して自分用にカスタマイズできます。
昨年から運用してきたα版・β版に登録したユーザーが作成した約1万コンテンツのコンテンツ(無料)が既に公開され、既に学び合いが始まっています。これらのコンテンツ(無料)の他に、公式コンテンツ(有料)も提供します。 第一弾として、『入門ビジネス英語』をはじめ、人気のNHK語学番組で紹介されたフレーズのコンテンツなどを1月21日より「zuknow(ズノウ)」iOSアプリ内の公式ストアで提供します。
この数年、「Ed Tech (エドテック)」(教育とテクノロジーを融合させ新しいイノベーションを起こす事業)がアメリカを中心に急増し、日本でも増えています。また、MM総研の調べによると国内のスマートフォン契約数が2014年3月末時点で5915万件にとなり、2014年度中にスマートフォン契約数が過半数に達する見通しです(注1)。通勤・通学などの隙間時間にいつでもどこでも利用できるスマホ学習が広がりを見せています。このような中、インターネットを通じて新たな価値を提供することをミッションとするビズリーチは新たに教育業界に参入いたします。
今後、Android向けアプリを本年3月にリリース予定です。また、特定のユーザーとのみコンテンツを共有できるクラス機能などの新たな学習機能を順次追加していきます。「zuknow(ズノウ)」は、1年後に30万人、3年後に300万人のユーザー数を目標とします。
学習コンテンツはカード形式で作成することができます。画像付きの学習コンテンツを作ることもできるため、人物や記号など画像で覚えたい場合にも対応しています。iPhoneで撮影した写真をそのまま取り込むことも可能で、あらゆるものを対象に簡単にコンテンツをつくることができます。また、「zuknow(ズノウ)」のWeb版 (http://www.zuknow.net/)では、Excelファイルからの情報入力にも対応しています。PCで作成したカードのテキスト情報を一括でアップロードすることができるため、一度に沢山のカードを作成することができます。
スマートフォンで、いつでも、どこからでも隙間時間を利用して学習することが可能です。
語学学習の際に正しい発音を学習するための音声読み上げ機能を実装しています。音声アシスタント機能「Siri」を 利用し、表と裏に記載されている言語を自動で読み上げます。英語、日本語、中国語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、韓国語に対応しているため、正しく発音を学ぶことができます。
※音声読み上げ機能はiOS 7以降のみに対応
学習を継続させるために、楽しみながら学ぶ仕組みとして、クイズ機能や学習進捗の管理機能があります。クイズ機能は四択クイズが自動生成され、どのくらい覚えたかを確認できます。また、クイズの正解数や作成したコンテンツ数など学習の行動に応じて、様々な絵柄のバッジが付与されます。その他、覚えたコンテンツ数、クイズの正解数、学習時間をグラフ化し、学習進捗を数値化します。
作成したコンテンツや学習したコンテンツをFacebookやTwitter、LINEなど1クリックで簡単に共有できます。個人の学習ノウハウを共有することで、世界中のユーザーと一緒に楽しく学び合うことができます。また、学習者の多いコンテンツや”いいね”数の多いコンテンツがランキング形式で表示されるため、ユーザー同士でより良い学習ノウハウを作り出すことが可能です。また、自分で作成したものだけではなく、他ユーザーが作成したコンテンツ複製することで自分用にカスタマイズすることができます。
(作成したコンテンツの他ユーザーへの公開・非公開は設定可能)
一般ユーザーのコンテンツ(無料)とは別に、公式コンテンツ(有料)をzuknow iOSアプリ内で提供します。1月21日より提供するコンテンツは計20コンテンツで、2012年に放送された『基礎英語1』や『入門ビジネス英語』など人気のNHK語学番組で使用したフレーズのコンテンツや、アル・ゴアアメリカ元副大統領、ダライ・ラマ14世など一流講演家の同時通訳者であり、現在NHKラジオ第2放送で放送中の『入門ビジネス英語』の講師を務める関谷英里子氏が「zuknow(ズノウ)」のために作成したビジネスパーソンを対象にした英単語集です。
※公式コンテンツは複製・編集・共有することができません
昨年から運用していたα版、β版で登録したユーザー607名が作成した約1万コンテンツが既に公開され、学び合いが始まっています。コンテンツの種類は「TOEIC600点をとる」など英語を中心とした外国語関連が約2200コンテンツ、宅建や漢字検定など資格試験関連が約1600コンテンツ、小中高校生向けの各科目関連が約3000コンテンツ、他にも、「ビジネス・マーケティング用語集」「大人の雑学」などエンタメまで幅広いコンテンツが掲載されています。
「私は幼少期にカナダで、大学時代はアメリカで過ごし、日本と海外の両方で教育を受けてきました。様々なスタイルの教育を受けた中で思ったのが、なぜ学習のノウハウはあまりオープンになっていないのかという疑問でした。常に私は仲間と学び合い、教え合ってきました。これは、日本に限ったことではなく、他の国でも同じでした。
しかし、テストが終わった後や学年が変わると、一生懸命作って皆で共有していたノートなどの素晴らしい学習ツールが捨てられていました。自分たちが学び合ったことを有効活用して世界に伝えたいと思ったのが『zuknow(ズノウ)』を思いついたきっかけです。
世界には効率的な学習法を知っている優秀な人、試行錯誤しながら独自の学習法を身に着けた人、更には勉強が苦手で学習法を知りたいと悩んでいる人がいます。私が学生時代に実践していたように、クラスの皆で教え合っていた学習ツールが他の国の人や次の世代の人たちに共有され、皆で学び合えたら素敵だと思い、『zuknow(ズノウ)』をリリースいたします。弊社ビズリーチは、『国境なき価値の創造』をミッションに、これまで日本とアジアで会員制 転職サイトを運営してきました。今度は、教育業界において新たな価値を提供して参ります」
世界中のみなさんが一緒に学べてお互いのノウハウを集めるための「頭脳」、それぞれの頭脳から生まれる新しい発想とそのノウハウが集まり、知るという意味の「know」を融合させました。また、ロゴは脳の神経経路であるシナプスをイメージし、学習によりシナプスが増加し発達する様子や、一つひとつのノウハウが繋がっていく様子をイメージしました。世界中の人が知識を共有し学び合うことで、「zuknow(ズノウ)」が世界の“頭脳”になっていくことを目指しています。
インターネットサービスを企画・運営。日本最大級の会員制の転職サイト「ビズリーチ」を2009年4月にグランドオープン(https://www.bizreach.jp/)。会員数20万人、企業1600社、ヘッドハンター1000人が登録。2012年10月に、「ビズリーチ」のアジア版「RegionUP」(リージョンアップ/https://www.regionup.com/)をオープン。
ビジネスパーソン注)を対象にした隙間時間(10分程度の短い空き時間)の利用に関するアンケートを実施したところ、隙間時間に現在勉強をしている人は15%に留まりますが、今後隙間時間に勉強をしたいと考えている人は一番多い47%でした。
忙しいビジネスパーソンが、隙間時間を効率的に使って、勉強をしたいという意欲の表れではないでしょうか。
「スマートフォンで勉強機能をさらに使いこなしたい」と回答するビジネスパーソンが31%に上ることがわかりました。
回答の中で2番目に多く、スマートフォンやタブレットで効率的に勉強したい人が多いことの表れと思われます。
注1:株式会社MM総研調べ 『スマートフォン市場規模の推移・予測』
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120131009500