株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:南 壮⼀郎)は、若⼿に特化したレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」(「careertrek」)を2014年4月21日にグランドオープンします。
「キャリアトレック」は、日本初、全職種に対応したレコメンド型※1の転職サイトで、検索機能を搭載していません。会員の基本情報と、キャリアの志向性に関する診断テストの結果、会員自身と似た会員のサイト利⽤動向を基に、今までにない科学的なマッチングを⾏い、各会員の潜在ニーズに合った求人情報を提案します。
会員は、簡単な登録をするだけで、煩雑な操作を⾏うことなく、お薦め求人を確認することで、いつでもどこでも転職活動を効率的に⾏うことができます。(http://www.careertrek.com)
「キャリアトレック」では、これまで若⼿向けの人材紹介会社が求職者へのヒアリングを基に属人的に⾏っていた求⼈紹介のプロセスを機械に置き換え、データマイニング※2 により、会員ごとの潜在ニーズに合った求人情報を提案します。
「キャリアトレック」が会員に求人を提案する際には、以下4つのアルゴリズムを利⽤し、会員がサイトを使えば使う程、その利⽤動向によりレコメンドの精度を⾼めていきます。
「キャリアトレック」は、求⼈検索機能がない、レコメンド型の転職サイトです。2013年10月からβ版で検索機能も搭載し運用した結果、20代会員の求人への応募を⾒ると、応募者の8割がレコメンドをきっかけに応募しています。
この結果から20代は自ら主体的に求人を検索して応募するよりも、人から薦められることが応募のきっかけとなりやすいことが分かりました。
これは、20代は、自分がどのような仕事に適しているのか、どんな仕事をしたいのかが、まだ明確化していない人が多いためと思われます。そこで、敢えて求⼈検索機能を無くし、求人レコメンドに特化することで、自分では気づかなかった可能性と選択肢を提供します。
「キャリアトレック」β版の20代会員のサイトアクセス数をみると、日中のアクセスが少なく、朝と、深夜になるにつれて上昇していることがわかります。サイトへのアクセスは朝と夜の通勤時と就寝前に⾏われていることが想定されます。
このことから、エージェントとの面談や電話連絡を中⼼とした従来の若⼿向け⼈材紹介では満たせない20代の転職ニーズがあると考え、24時間365日対応可能な人工知能による求人レコメンドエンジンを開発しました。
キャリア診断では、やりがい、企業の成⻑性、ワークライフバランスをはじめ企業選びで⼤切にする基準について20問の設問に、5段階評価で回答します。この診断結果を基に、各会員の志向性に合った仕事が自動的に紹介されます。
また、1日1回の自動メール配信では、日々精度が高まる最新のレコメンドにより、毎日最大10社が紹介されます。紹介された求人に対して会員は、「気になる」「気にならない」かのどちらかを選択します。これによりレコメンドの精度を更に上げていきます。
設問例 あなたが仕事を選ぶときに重視しますか?
会員と同様の志向性や経歴を持つ他会員がどの求人に応募しているのか、どの求人の選考に通過しているのかを分析し、レコメンドに反映します。
これにより、会員本人もこれまで気付かなかった自身の強みや自分に合いそうな企業を知ることができ、キャリアの選択肢の可能性が広がります。
各会員の基本情報とキャリア診断の結果を基に、求人掲載企業が求める志向性や能⼒にどの程度マッチしているかがパーセンテージで表示されます。
これにより、応募前に企業が求めるニーズに自分がマッチしているかを知ることができます。
人材紹介会社 | 検索型の転職サイト | キャリアトレック | |
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転職期間 | エージェント側の人手の制約から、転職意向が高い時期中心のサポートになりがち | 長期間利用可能だが、求職者が自分から能動的に使い続ける必要がある | 気に入った案件が見つかるまで、自動で長期間にわたってコンスタントに案件をレコメンド |
案件数 |
一般的に約5~15件程度の案件を紹介 (紹介会社1社あたり) |
数千から数万件の案件を自力で検索 | 数千件の案件の中から日々新しく1社〜10社程度レコメンドされる |
活動時間帯 | エージェントの対応可能な時間帯のみ | 365日24時間いつでも利用可能 | 365日24時間いつでも利用可能 |
マッチング | エージェントがマッチングしてくれるが、人手に頼るためクオリティにバラツキがある | 自分で検索しなくてはならず、求職者の高い意欲と検索スキルが要求される | 膨大なデータをもとに人工知能がマッチングするため、手間がかからず精度も高い |
グランドオープン時、掲載企業は1,700社、求人案件数は7,500件です。2014年8月末までに求人案件数10,000件の掲載を目指しており、他の若⼿正社員向け転職サイトと比較した際に最大級の募集案件数となる予定です。
ビズリーチは、管理職・グローバル⼈材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」を運営しており、ビジネスプロフェッショナル30万人(平均年収980万円、平均年齢43歳)と1800社の企業が利⽤しています。「キャリアトレック」では、30万人のビジネスプロフェッショナルの経歴や転職実績と採用企業1800社の選考動向のデータを有するビズリーチの経験とノウハウを基に、独自のレコメンドエンジンを設計しました。
これにより、若⼿の目先の転職だけではなく、⻑期的なキャリア形成を視野に入れた上での求人情報の提案が可能となりました。
「キャリアトレック」β版の20代会員の動向を⾒ると未経験職種への応募や、複数の職種に並⾏して応募するケースが多く、30-40代の求職者と比べて⾃分のキャリアの可能性を模索していることが分かります。これに対して従来型の検索型・ディレクトリ型の転職サイトは、自分が知っている職種名や企業名などのキーワードで仕事を探さなくてはならないという弱点を抱えていました。
「キャリアトレック」はレコメンド型のサービスで、まるで雑誌を読んだりウィンドウショッピングを楽しむように、数多くの求人に目を通しながら自分に合った仕事と出会う、新しい転職スタイルの提供を目指しています。
「『キャリアトレック』開設以前は、管理職とグローバル⼈材に特化した転職サイト『ビズリーチ』のマーケティング責任者として、ビジネスプロフェッショナル30万人のデータ分析を⾏い、マッチングの精度を⾼める施策や、転職成功者のエピソードをより多くの方に共有するためのインタビューに携わってきました。
そこで目にしたのは、40-50代になっても転職に成功している人は他の候補者には無い自分の強みを20-30代のうちに⾒つけ、強みを磨き続けている人だということです。一方で新卒社会人の3割以上が就職後3年未満で退社すると⾔われており、若⼿の転職活動を⾒てみると、一生のキャリアに繋がる仕事を⾒つけることが容易では無いことが分かります。
『キャリアトレック』は、提案型の転職サイトとして、若⼿社会人の可能性と選択肢を最大化することを目指しています。また『ビズリーチ』で蓄積したノウハウを活かして、ビジネスプロフェッショナルのデータをより精度⾼く、『キャリアトレック』のレコメンドシステムに反映し、目先の転職だけではなく、⻑期的なキャリア形成を支援するサイトにしていきたいと考えています」
1999年、⼀橋⼤学在学中に米国のネットベンチャー企業eグループへ⼊社。⽇本でのサービス⽴ち上げに関わる。Yahoo!への吸収合併を機に復学し、2005 年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。日本・欧州・中東でハイテク、テレコム業界のクライアントを中心に、商品開発、セールスの組織・プロセス改革、コスト削減等のプロジェクトに参画。
2012年6月、ビズリーチ入社。ビズリーチ事業のCMO補佐を務め、ビズリーチ会員のデータ分析やマッチング精度向上のための施策を担当する他、数多くの転職成功者へのインタビューを実施。
2013年8月より新規事業「キャリアトレック」のプロデューサーに就任。
欧米をはじめ海外では、MBA履修中の学生を中心に就職志望先が似た学生同士がチームになり企業を訪問し、企業から情報収集を図る活動が⾏われており、これを英語で「careertrek」と言います。MBAの勉強をする学生は、⼀度就業し、何年か社会⼈経験をした後に改めて入学する人が多く、キャリアチェンジ、キャリアリセットをしたいという人が多くいます。
「careertrek」の活動では、⻑期休みの間に直接就職活動につながるネットワーク作りをするのに加えて、業界の最前線で働いている先輩から業界のトレンドや仕事内容などを詳しく聞くことができます。その訪問先は⾃国に留まらず、海外の企業に訪問することもあります。
日本でも、キャリアの早い時期のうちに自分の潜在ニーズに合う仕事があることを知って、自分自身の可能性と選択肢を最大化してほしいと思い、「キャリアトレック」と名づけました。
「キャリアトレック」事業責任者へ当サービスについて個別のご取材も可能です。
インターネットサービスを企画・運営。管理職・グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」を2009年4月にグランドオープン(https://www.bizreach.jp/)。会員数30万人、企業1800社、ヘッドハンター数900人、掲載求人情報13000件。2012年10月に、「ビズリーチ」のアジア版「RegionUP」(リージョンアップ/https://www.regionup.com/)をグランドオープン。