2024年10月1日
株式会社ビズリーチ
北海道大学
北海道大学が公認OB/OG訪問サービスとして
「ビズリーチ・キャンパス」を導入
多様な社会人との接点強化で、大学院進学後のキャリア選択も支援
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、北海道大学(所在地:北海道札幌市/総長:寳金清博)と提携しました。同大学は、本日より公認OB/OG訪問サービスとして「ビズリーチ・キャンパス」を導入し、OB/OG訪問のデジタル化に取り組みます。これにより、北海道内だけでなく道外で活躍する社会人を含めた多様なキャリアに触れる機会を最大化し、学生のキャリア支援の強化を目指します。
高い専門性を持つ修士・博士人材の就職や、北海道外への就職者が多い北海道大学。
OB/OG訪問は、実際の働き方の解像度向上や地域による情報格差是正に効果
北海道大学は、1876年に設立された札幌農学校を前身とする国立大学で、大学院に重点を置く基幹総合大学です。帝国大学を経て新制大学に至る長い歴史のなかで、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」および「実学の重視」を教育研究に関わる基本理念として掲げ、多くの卒業生が国内外で活躍しています。2023年度の卒業者のうち54%が修士課程に、修士課程修了者のうち18%が博士課程に進学しており、社会で活躍できる高い専門性を持った修士・博士人材の育成・輩出を担っています。
修士・博士人材のキャリア選択においては、就職先で自身の専門分野を生かせる環境があるかという観点が学部生以上に重要となります。そこで、就職後の仕事内容や働くイメージを解像度高く理解するための情報が不可欠となりますが、企業説明会や企業の公式サイトだけでそれらの情報を得ることは困難です。
加えて北海道大学は北海道外での就職率が高く、2023年度の学部卒業生は69%、修士修了者は85%、博士修了者は51%が道外で就職しています。地理的条件により、道外への就職活動には時間や費用がかかってしまうため、企業が多く集まる首都圏の学生と比較して負担が大きいことが課題となっていました。
OB/OG訪問は実際の働き方への理解度を向上させて、働くイメージを明確化する効果があり、オンラインでの積極的なOB/OG訪問の実施は地域による情報の格差を埋める可能性があります。北海道大学のキャリア支援におけるOB/OG訪問の利用は、学生が就職後の仕事内容や働くイメージの解像度を高め、北海道内外の企業の一次情報を獲得することにも寄与すると考えられます。
北海道大学はビズリーチ・キャンパスの導入により、学生の利便性と情報提供の公平性を向上
北海道大学キャリアセンターでは、卒業生の情報を紙の名簿で管理していたため、OB/OG訪問を希望する学生は大学に出向いて名簿を閲覧する必要がありました。そのため特に、道外で就職活動を行っている期間中、学生はOB/OG名簿を利用しにくい環境にありました。さらに、大学は卒業時点での連絡先や勤務先の情報の提供が中心となるため、OB/OGの最新状況を把握することが難しいという問題も抱えていました。
そこで、北海道大学はビズリーチ・キャンパスと提携し、大学公認のOB/OG訪問サービスとしてビズリーチ・キャンパスを導入することで、OB/OG訪問のデジタル化による学生の利便性と情報提供の公平性の向上を目指します。OB/OG名簿をオンラインで閲覧できるため、いつでも、どこからでもアクセスできるだけでなく、OB/OG訪問の依頼から実施までをアプリ内で完結できるため、移動等による時間・費用の負担が大幅に軽減されます。
さらに、ビズリーチ・キャンパスでは研究内容等の詳細条件での検索が可能なため、修士・博士課程の学生が自身の専門分野に近い研究を行っている社会人にOB/OG訪問を実施したり、キャリアパスを把握したりすることが容易になります。ビズリーチ・キャンパス上では、就職後の再進学、転職といったキャリアまで追えるため、学生がより多様なキャリアを知る機会につながります。
今後は、ビズリーチ・キャンパスの登録情報や学生からのOB/OG訪問依頼状況のデータなどをキャリア教育等の授業で活用することも検討していきます。
北海道大学 キャリアセンター センター長/高等教育推進機構 教授 亀野 淳 氏 コメント
大学院への進学者の多い北海道大学では、学位や進路希望に応じたきめ細かなキャリア支援体制を設けており、学部生から修士、修士から博士へと一貫したキャリア教育・支援を行っています。自身の専門分野を持ち、研究に打ち込んできた修士・博士課程の学生にとって、就職先企業を選択するうえで、自らの専門分野を生かして働くことができるかということも重要な観点となります。
先般、私がビズリーチ・キャンパスと実施した共同研究※においても、大量に流される情報のなかでOB/OG訪問によってリアルな接点が貴重であることが明らかになりました。
このたびのビズリーチ・キャンパス導入により、国内外で活躍する、本学の多くのOB/OGとの接点創出がより容易になり、地域に左右されず手軽にOB/OG訪問が実施できる環境が整います。多様なキャリアを知る機会が増えるだけでなく、自分の知りたいことを聞き、リアルな情報を得るための社会人との接点も増え、それが結果として入社後のミスマッチ防止に寄与することを期待しています。
※ 「ビズリーチ・キャンパス、北海道大学 亀野淳教授と共同で『OB/OG訪問の有用性』を検証」(2024年6月14日発表)
株式会社ビズリーチ 新卒事業部 事業部長 藤田 拓秀 コメント
このたび、北海道大学様と、キャリア支援の体制強化に向けた新たな取り組みを開始できますことを、大変光栄に思います。
修士・博士課程修了者を含む高度な専門知識や技術を有する高度専門人材のキャリア形成は、社会にとって不可欠となっています。しかし、その高度専門人材である修士・博士課程を含む学生が、自身の専門性を社会でどのように生かせるかという点について、具体的な仕事内容やキャリアパスを知り、考えられる機会は限定的です。
ビズリーチ・キャンパスは、リアルな一次情報を取得できるOB/OG訪問の機会を最大化させることで、修士・博士課程を含む北海道大学様のすべての学生のキャリア選択に貢献してまいります。
OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」について
「ビズリーチ・キャンパス」は、学生と、その学生が所属する大学・大学院所属の内定者やOB/OG、企業をつなぐオンラインのキャリア教育プラットフォームです。
主な特徴は以下の3点です。
- オンラインOB/OG訪問がサービス内で完結:内定者・OB/OGの検索・訪問依頼から、OB/OG訪問(ビデオ通話)までをサービス内で実施できます。
- 大学ごとにサービスを提供:大学ごとの専用サイトで、出身学部やサークルなどの共通点からも先輩を探せます。
- 学年を問わず通年で利用可能:学年や時期を問わず、さまざまな業界で活躍する社会人から話を聞き、早期に就業観を醸成できます。
また、学生の皆様に安心・安全にご活用いただくための対策に注力しています。主な対策は以下の3点です。
- OB/OG訪問の依頼やビデオ通話の発信を学生起点に制限。
- ボランティアOB/OGは原則オンライン訪問のみに制限(OB/OGには企業公認とボランティアの2種類があります)。
- サービス内のメッセージを運営事務局が24時間有人監視し、目的外利用があった場合は注意喚起やアカウント停止などの対応を実施。
配信地域 | 日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア |
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開校大学 | 国内108大学と海外留学生向けの専用サイトを開設(2024年9月末時点) ※海外留学生:海外対象エリアの大学・大学院に通う海外正規留学生 |
登録者数 |
大学生・大学院生 237,000名以上(2024年8月末時点、開校大学以外も含む) OB/OG 100,000名以上(2024年8月末時点) |
公開日 | 2016年10月12日 |
株式会社ビズリーチについて
「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。